文字にスタイルを適用するにはHTMLタグを利用しますが、タグを打たなくても簡単にスタイルを反映できるMarkdown(マークダウン)記法の利用がおすすめです!

マークダウン記法とは

Markdown(マークダウン)は、文書を記述するための軽量マークアップ言語のひとつである。もとはプレーンテキスト形式で手軽に書いた文書からHTMLを生成するために開発された。現在ではHTMLのほかパワーポイント形式やLATEX形式のファイルへ変換するソフトウェア(コンバータ)も開発されている。各コンバータの開発者によって多様な拡張が施されるため、各種の方言が存在する。

Markdown – Wikipediaより引用

具体的な例は後ほど紹介します。

WordPressとマークダウン

2015年8月19日にリリースされたばかりの「WordPress 4.3」では、新機能「書式ショートカット」が導入されました。
この機能によってビジュアルでマークダウンが利用できるようにななり、とても簡単にタグが入力できるようになりました。

書式ショートカット

書式ショートカット

「書式ショートカット」を使うには、WordPressサイトの本体のバージョンを「4.3」にバージョンアップする必要があります。

ご注意!
現在お使いのテーマやプラグインとの相性があるので、
WordPress本体をアップデートする場合は必ずバックアップを取ってからにしてくださいね!

ただマークダウンを使いたいだけであれば、プラグインの導入で対応可能です。
おすすめのプラグインは「Jetpack by WordPress.com」

「書式ショートカット」でマークダウンをつかってみよう!

新機能の「書式ショートカット」は『投稿』でも『固定ページ』でもどちらでも使えます。

大切なのは「テキスト」ではなく「ビジュアル」を利用すること!

編集はビジュアルで!

編集はビジュアルで!

見出しとリストを書いてみよう!

「#(シャープ)」は見出しを、「*(アスタリスク)」はリストを作るために利用します。

使い方は簡単!
見出しは見出しに使いたい文言の前に「#」を入力して改行するだけ!

## 見出し2 と入力して

## 見出し2 と入力して

Enterを押すだけ!

Enterを押すだけで反映されました!

見出しと同様で、リストはリストに使いたい文言の前に「*」を入力して改行するだけです。

なぜシャープとアスタリスクを使うのかというと、マークアップ言語の一種である「Markdown(マークダウン)にもとづいているからです。

# で 見出し1
## で 見出し2
### で 見出し3 #の数は見出しのレベルを表します。

<h2>見出し2</h2>

と入力するより時間が短縮できますね。

# で見出し1を入力しようと思いましたが、反映されませんでした。
見出し1は記事タイトルで利用されるのが主なので、コンテンツテキストでは利用しないからだと思われます。

この機会にマークダウンを学ぶのもおすすめです!

ちなみにテキストに切り替えると

きちんとタグで入力されています

きちんとタグで入力されています

「書式ショートカット」に対応していないマークダウン

リンク、段落、改行はいまのところ対応していませんでした。

ぜひみなさん、マークダウンで記事を書いてみてくださいね!

おまけ

※「#」の読み方について
WordPressの「書式ショートカット」の説明でシャープと記載されているのでこのページではハッシュではなくシャープとよんでいます

主なマークダウンの書き方と例

見出し

見出し

マークダウン

# 見出し

HTMLタグ

<h1>見出し</h1>

リスト

  • リスト
  • リスト

マークダウン

* リスト
* リスト

HTMLタグ

<ul>
	<li>リスト</li>
	<li>リスト</li>
</ul>

引用文

引用文章をここに記載

マークダウン

> 引用文章をここに記載

HTMLタグ

<blockquote>
引用文章をここに記載
</blockquote>

リンク

リンクを貼るテキスト

マークダウン

[リンクを貼るテキスト](リンクのURL "リンク先のページタイトル")

HTMLタグ

<a href="リンクのURL" title="リンク先のページタイトル">リンクを貼るテキスト</a>

改行

ここに文章が入ります。
改行しました。

マークダウン

ここに文章が入ります。
改行しました。

※改行するだけでOK

HTMLタグ

<p>ここに文章が入ります。<br />
改行しました。</p>

段落

ここに文章が入ります。
改行しました。

新しい段落です。

マークダウン

ここに文章が入ります。
改行しました。

新しい段落です。

※段落が変わる場所に1行分の空白行を作るだけでOK

HTMLタグ

<p>ここに文章が入ります。<br />
改行しました。</p>
<p>新しい段落です。</p>